もう10年くらい前なので、残っている写真はこれだけです。
今見ると大したキズではないのですが、この当時はアルテッツァへの愛が強すぎて、ブチギレ。
最終的には、110番して警察を呼ぶ事態にまで発展しました。
当て逃げが発覚した朝
その日、出勤しようとマンションを出ると、アルテッツアの左側のフロントバンパーあたりがひどく汚れているのに気付く。
「は? 昨日洗車したのに、なんで?」
近づいて見てみると・・・最悪な気分になった。
バンパーに擦りついた黒いキズ、へこみ。
ヘッドライトとフォグランプも傷ついてる。
もしかして、ぶつけられた・・・?
「くそが!!!」
犯人は隣の車?
ブチギレて、血眼で周りに傷ついた車がないか見渡す。
すると、犯人らしき車はすぐ隣にあった。
アルテッツァに擦り付いてたものと同じ黒色の車。
バンパーと同じところにあるキズ。
ほぼ、間違いない。
信じられない管理会社の対応
しかし、隣の車の持ち主と連絡を取る手段がない。
そこで、マンションの管理会社に連絡を取ってみました。
ところが、管理会社の対応には驚いた。
「個人情報保護の関係上、連絡先を教える事はできない」
「当社は駐車場でのトラブルに関して一切関与致しない」
と突き放されたのだ。
さすがに、私の口調も強くなる。
「待ち伏せすれば、すぐに相手と接触することはできる」
「普通に考えて、そっちの方が住民同士のトラブルに発展しかねないと思うが?」
「何か事件性があるかもしれないけど?」
興奮していた事もあり、めちゃくちゃなことを言っていたと思う。
結果として、
「管理会社の方から隣の車の持ち主に連絡してみる」
という事で話が付いた。
それから10分後、すぐに管理会社から折り返しがあった。
「隣の車の持ち主と連絡が取れました」
「でも、身に覚えないとの事ですー」
そして、逃げるように電話を切られた。
110番通報
もう隣の車の持ち主が出てくるまで、待ち伏せするしかないのか?
アルテッツァの中で待機しながら、ネットで『当て逃げ』について調べていると、110番して警察に対応してもらったとの情報があった。
※この情報は間違いで、緊急性のない警察の相談は「#9110」を利用してください。
早速110番してみると、すぐにオペレーターに繋がり、
「事件ですか?事故ですか?」
と質問される。
「当て逃げされたみたいなんですが・・・」
と答えると、住所を聞かれ、すぐに警察を手配してくれることになった。
数分後、警察が到着。
パトカーから四人の警察官が降りてきました。
まずは、実際にアルテッツァのキズを確認。
犯人らしき車のキズと見比べて、塗装の色・キズの角度から、警察官も納得のご様子。
ただし、「車の持ち主との接触は認めない」との事。
当事者同士が接触すると揉めるし、後々、大きなトラブルに発展しかねないらしい。
車の持ち主を呼び、警察官が介入する形で話し合いが行われることに。
知らぬ、存ぜぬ
しかし、結果は変わらず。
相手は、「身に覚えがない」
この一点張りです。
警察としても、
「たしかに、傷はそれっぽい」
「けれども、車の本人がぶつけた自白しないと何もできない」
「第三者が現場を目撃しているとか、当たった瞬間を見たなどの証拠が必要」
「犯人と断定できないので、強くも言えない」
という感じ。
四人全ての警察官が「隣の車が犯人の可能性が高い」と感じても、「ぶつけた本人が事を認めないと何にもできない」というのは、本当に納得がいかなかった。
結局、物損の当て逃げは『逃げ得』という事になってしまいます。
ただ、警察官と一緒に犯人らしき車をじっくり見ていたとき、一つ気がかりな点がありました。
他にもぶつけたようなキズやコンクリートで擦ったようなキズが、たくさん付いていたのです。
もしかすると、ちょっと問題のある方だったのかもしれません。
それにしても、こんなことして胸が痛まないのでしょうか?
車への価値感の違いなんでしょうか?
ぶつけて申告してくれる正直な人もいる
実は、駐車している車をぶつけられたのは初めての事ではありません。
そのときは、サイドミラーに手紙が挟まっており、
「すみません、車をぶつけてしまいました」
「修理代をお支払いしますので、下記までご連絡ください」
ときちんと連絡先を残してくれていました。
修理代
修理代は約10万円ほど。
良くはないですが、まだ安く済んだほうかもしれません。
ちなみに、保険屋さんに「当て逃げで保険は使えるのか?」を確認してみたところ、
「特約に入っていないので、使えない」
「保険使ったら毎月の保険料が高くなるし、どちらにしても微妙」
との事。
当て逃げへの対策
その後、マンション管理会社に連絡して、駐車場所を移動させてもらいました。
あとは、威嚇の意味を込めて、セキュリティーシールを貼りつけ。
今なら、ドライブレコーダーも必須ですね。
大きな衝撃があると、自動でカメラがONになり、録画を開始してくれる機能が搭載されています。
あの当時まだドライブレコーダーが普及していませんでしたので、あのとき、もしドライブレコーダーが付いていれば、また結果は違っていたのかもしれません。